トレンドマイクロでは、今年の7月に入ってすぐ、新しいマルウェア「ThiefQuest(別名:EvilQuest)」を確認しました。このマルウェアは、macOSデバイスを狙って、ファイルを暗号化し、影響を受けるコンピュータ内にキーロガーをインストールします。ThiefQuestは、一般的なファイル共有のためのトレントサイト上で共有されていた海賊版のmacOSから発見されています。このマルウェアの動向は、ウイルス対策ソフトを提供する「MalwareBytes」、コンピュータヘルプサイト「BleepingComputer」、およびセキュリティリサーチャであるDinesh Devadoss氏、Phil Stokes氏、Patrick Wardle氏、そしてThomas Reed氏によっても調査されています。また、Objective-See社も最新のマルウェア詳細調査を公表しています。これらの調査では、マルウェアを利用した身代金要求が主な攻撃方法ではなく、ファイルの抽出、C&C通信、キーロギングなどのその他の関数を偽装するための先手であるとしています。この推測は、最近確認された内容でも裏付けられています。 (さらに…)
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