トレンドマイクロは、2017年4月、IoTボットネットを構築する新しいマルウェアの検体を入手しました。このマルウェアは、「PERSIRAI」(「ELF_PERSIRAI.A(ペルシライ)」として検出)と呼ばれ、OEMで生産されたネットワークカメラを対象にしており、影響のあるモデルは1,000以上になります。PERSIRAI は、既にインターネット上でソースコードが公開されている「MIRAI」から派生したマルウェアとして出現しました。MIRAI は、昨年、デジタルビデオレコーダ(DVR)や監視カメラ(CCTV)などの「モノのインターネット(Internet of Things、IoT)」の機器を踏み台にして「分散型サービス拒否(distributed denial-of-service、DDoS)」攻撃を実行し、数々の被害を発生させ、2016年の主要なサイバーセキュリティ事例として報告されています。その他、MIRAI から派生したものに「HAJIME」が確認されています。
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