コマンド&コントロール(C&C)のサーバに正規サービスを利用することは、検出を回避するためによく利用される手法です。ランサムウェアは、通常、収集した情報を自身のC&Cサーバへそのまま送信しますが、中にはそうでないファミリも存在します。例えば、暗号化型ランサムウェア「cuteRansomware(キュートランサムウェア)」は、ユーザの PC から収集した情報を送信するために、Google の文書・表計算・プレゼンテーション作成アプリケーション「Googleドキュメント」を利用します。
続きを読む暗号化型ランサムウェア「CERBER」は、2016年3月に確認されて以来、最も広く拡散している悪名高いランサムウェアの1つとなっています。「CERBER」は、拡散の手法として、クラウドサービスや Windows スクリプト ファイルの利用、あるいはランサムウェア以外の活動「分散型サービス拒否(DDoS)攻撃」の機能などを取り入れてきました。「CERBER」がまん延している理由の一つに、「サービスとしてのランサムウェア(Ransomware as a service、RaaS)」として、絶えず売買されていることが挙げられるでしょう。
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