2018年6月、トレンドマイクロが運営する脆弱性発見・研究コミュニティ「Zero Day Initiative(ZDI)」は、Internet Explorer(IE)のメモリ解放後使用(Use After Free、UAF)の脆弱性についてMicrosoftに報告しました。深刻度「緊急」に該当する脆弱性とされ、識別番号「CVE-2019-1208」が割り当てられたこの脆弱性に対し、Microsoftは2019年9月のセキュリティ更新プログラムを公開し、対処済みとなりました。ZDIのリサーチャは、この脆弱性をバイナリコード分析ツール「BinDiff」によって発見、解析し、どのようにWindows 10「Redstone5(RS5)」においてこの脆弱性を突いた攻撃が可能になるかの概念実証(Proof of Concept、PoC)を報告しました。
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