仮想通貨発掘への転向のように、目的や機能を変化させ続けて来た「RETADUP(レタダップ)」の新しい亜種(「WORM_RETADUP.G」として検出)が、「Managed Detection and Response(MDR)」に関連した監視を通して確認されました。この新しい亜種は、キーボードショートカットやマクロ、ソフトウェアの自動実行タスクを作成するために、Windows で利用されるオープンソースのスクリプト言語「AutoHotKey」でコーディングされていました。AutoHotKey は、RETADUP の以前のバージョンが利用していた Windows 自動化用プログラミング言語「AutoIt」と比較的似た言語です。今回確認された亜種は、ワーム活動による拡散時に、ソースコードにわずかな変更を加えることでハッシュ値に基づく検出を回避する「ポリモーフィズム」の手法を利用します。
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