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Linux環境における脅威を解説、被害に遭わないためには?

  • 投稿日:2021年3月4日
  • 脅威カテゴリ:その他, 脆弱性
  • 執筆:Trend Micro
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30年前に個人のプロジェクトとして始まったLinuxは、現在では世界中のクラウドプラットフォームやサーバを席巻する主要なオペレーティングシステム(OS)のひとつとなっています。実際に、現在Microsoft独自のクラウドプラットフォームであるAzure上ではLinuxの利用率がWindowsを上回っています。

また、Linuxは環境に依存せず利用できるOSと言えます。Linux Foundationの「2017 State of Linux Kernel Development Report」によると、Linuxはパブリッククラウドのワークロードの90%と、上位10社のパブリッククラウドプロバイダのうち9社で稼働しています。その上、Linuxは世界のスマートフォンの82%で動作し、スーパーコンピュータ市場では99%という巨大な市場シェアを持っていました。

しかしながら、他のソフトウェアと同様に、Linux にもセキュリティの脅威やリスクがないわけではありません。企業がクラウドに移行し、結果的に Linux に移行していく中で、サイバー犯罪者がその焦点とリソースを変えてこれらの環境を標的にして悪用するのは当然のことであると言えるでしょう。

本記事では、Linux の脅威概況について解説し、Linux がいかにして攻撃者にとって魅力的な攻撃対象となっているのか、また、Linux がどのようにして様々な脅威やリスクに晒されるかを調査しました。該当する脅威やリスクには、脆弱性、誤設定、セキュリティギャップ、マルウェアなどが含まれます。本記事では、昨今のLinuxに影響を与えるセキュリティの問題点と脅威の概要を説明した上で、Linux環境を脅威から保護しリスクを軽減するために必要なセキュリティのベストプラクティスを紹介します。

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Tags: ランサムウェアクラウドコンテナCVE-2017-5638CVE-2020-11651CVE-2020-11652DockerLinux

安全を保つためのgRPC実装の注意点を解説

  • 投稿日:2020年10月28日
  • 脅威カテゴリ:その他, クラウド
  • 執筆:Trend Micro
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企業は未来を見据えたアプリケーション構築のため、マイクロサービスアーキテクチャに注目しています。マイクロサービスは企業のインフラストラクチャ管理を効率化し、アップデート・改善点を容易に展開できるようにするほか、ITチームを革新し、失敗から早く見識が得られるよう支援します。さらに企業はマイクロサービスを利用することで、要求に応じて拡張性の高いアプリケーションを簡単に作成できるようになります。これらの利点がある一方で、企業が、1つのモジュールで構成される従来のモノリシック型アプリケーションからコンテナ化によって分割構成されるマイクロサービスアーキテクチャに移行した場合、マイクロサービス間の効率的かつ堅牢な通信を確立する必要性が生じます。クライアントアプリケーションとサーバアプリケーション間で行われる重要かつ複雑な通信は、gRPCによって処理することができます。gRPCは、接続されたシステム間での通信を簡単に透過化・効率化するユニバーサルリモートプロシージャコール(RPC)フレームワークです。gRPCは2015年にGoogleが開発した比較的新しいRPCフレームワークですが、人気と需要が急速に高まっています。

セキュアなRPC APIはアプリケーションセキュリティにおいて極めて重要な役割を果たします。本ブログ記事では、開発者がgRPCに移行し、プロジェクト内でgRPCを実装する際に懸念されるセキュリティの穴について解説します。また、脅威からgRPC実装を保護してリスク軽減するための推奨事項についてもご紹介します。

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Tags: APIマイクロサービスクラウドgRPCuse-after-free(UAF)

コンテナ環境のセキュリティを確保するための6つのステップ

  • 投稿日:2020年7月16日
  • 脅威カテゴリ:対策技術, クラウド
  • 執筆:Trend Micro
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仮想化技術「コンテナ」は、ホストOS上に他のプロセスとは隔離されたアプリケーション実行環境をコンテナ内に構築する技術です。この技術は、開発部門と運用部門が連携してシステムを開発するDevOpsを実施する企業内での「開発者体験(Developer Experience、DX)」を最適化します。アプリケーションをコンテナ内にビルドすることで、コンピュータ内のハードウェアやインフラストラクチャ、クラウド環境のいずれにおいても開発者は円滑にアプリを実行できるようになります。仮想マシン(VM)を用いて構築された仮想的な実行環境では、オペレーティングシステム(OS)、または、システム基盤となる設備や施設であるインフラストラクチャ環境の違いによって互換性に課題が生じていました。一方、コンテナはホストOS上で構築可能なプロセスであり、各コンテナ毎にOSをエミュレートする「コンテナランタイム」によってこれらの課題は仮想化されます。ただし、他のテクノロジー同様、コンテナを使用する上でもトレードオフの法則が成り立ちます。これらのコンテナ環境のインフラストラクチャの複雑さについて適切に考慮されていない場合、深刻なセキュリティリスクをもたらす可能性があります。コンテナ環境に被害を与える可能性のある脅威は、開発パイプラインの各段階に存在します。

コンテナ内でのビルド作業時に生じるリスクを最小限に抑えるために開発者が順守すべき6つのステップを以下に示します。

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Tags: クラウドコンテナDevOps

クラウドストレージの誤設定による情報漏えいが続発

  • 投稿日:2020年3月18日
  • 脅威カテゴリ:対策技術
  • 執筆:Trend Micro
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法人組織でのクラウド利用が進む中、様々なデータの置き場所もクラウドへ移行しています。クラウドは利便性が高いものですが、その利便性ゆえに設定の不備が思わぬ事態を招くこともあります。この2月以降、米国と英国でクラウドストレージの設定ミスによる情報漏えいが連続して発生しています。いずれもクラウドストレージに問題はなく、利用者の不備が原因となった事例でした。

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Tags: クラウド情報漏えい

2014年を振り返る:2015年、IT管理者が取るべきセキュリティ対策とは

  • 投稿日:2015年1月13日
  • 脅威カテゴリ:クラウド, サイバー犯罪, サイバー攻撃, 脆弱性, TrendLabs Report
  • 執筆:Director, Cyber Threat Solution - Ziv Chang
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企業が標的型サイバー攻撃に対処する必要に迫られるのは時間の問題であるというのは誇張ではありません。トレンドマイクロでは、2014年、多くの企業が見えない敵と戦うのを確認してきました。最近の攻撃事例で非常に大規模なものは Sony Pictures への不正侵入でしょう。この攻撃により、大量の情報漏えいなど多くの問題が企業で発生しました。脅威からユーザを保護するセキュリティ企業として、弊社は、見えない敵を “見えるようにする” 努力を続けてきました。2014年のサイバー攻撃から学んだ一番重要なこととは何でしょうか。そして、2015年はそれをどう生かすことができるでしょうか。

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Tags: クラウドセキュリティ対策脆弱性POS


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