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「EMOTET」の新手口:ショートカットリンクに注意

  • 投稿日:2022年5月6日
  • 脅威カテゴリ:メール, スパムメール, 速報, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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マルウェア「EMOTET」の活動に変化が見られました。新たにEMOTETの活動に悪用されたのはWindowsのショートカットリンク(.lnk)ファイルです。このようなショートカットリンクを悪用する手法は、標的型攻撃の中では少なくとも2016年の段階で確認されている手法ですが、EMOTETのマルウェアスパムで確認されたのは初めてです。本項執筆時点の4月28日現在、この不正ショートカットリンクを含むEMOTETスパムはまだ大量送信には至っていませんが、既に中心的な手口となってきているため、本記事をもってこのEMOTETの新たな手口への注意喚起といたします。

図:2022年4月22日以降に確認されたEMOTETスパムの例
添付ファイル内にショートカットリンク(LNKファイル)が含まれている

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Tags: 不正マクロマルウェアスパムEMOTET

国内で脅迫被害、マッチングアプリを装うモバイル不正アプリ

  • 投稿日:2022年3月22日
  • 脅威カテゴリ:モバイル, 日本発
  • 執筆:Trend Micro
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2022年1月、マッチングアプリで知り合った人物から不正アプリのインストールが誘導され、アプリをインストールしてしまった場合に連絡先情報などが窃取され、金銭を要求されるなどの脅迫を受けたとの相談が長崎県警察に寄せられました。

トレンドマイクロにて該当アプリケーションの調査を実施した結果、マッチングアプリを装い、連絡先情報などを窃取する機能を持つ不正アプリであることを確認しました。また、不正アプリのインストール対象としては、AndroidおよびiPhone両方を標的としていました。

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Tags: Android偽サイト不正アプリiOSiOS 構成プロファイルiPhoneSMS

注意!「EMOTET」被害が拡大中

  • 投稿日:2022年3月8日
  • 脅威カテゴリ:メール, スパムメール, 速報, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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2021年1月に一旦テイクダウンされたものの、2021年11月から活動を再開したマルウェア「EMOTET」が、その後、日本国内でも被害が拡大する状況となっています。トレンドマイクロの観測では2022年2月の日本国内における総検出台数は18,785件となっており、「最恐ウイルス」とも呼ばれていたテイクダウン前の状況に戻ったと言えます。本ブログでもテイクダウン時及び活動再開時に取り上げてまいりましたが、改めて活動再開後のEMOTETの動向について報告いたします。

図1:日本国内におけるEMOTET検出台数推移(トレンドマイクロSPNによる)

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Tags: 不正マクロランサムウェアEMOTET日本語の攻撃メール

通信事業者を装ったSMSから感染を広めるモバイルマルウェア「TianySpy」を確認

  • 投稿日:2021年11月26日
  • 脅威カテゴリ:モバイル, フィッシング, 速報, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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携帯電話のテキストメッセージ(SMS)がサイバー犯罪への誘導経路として悪用される事例が続いています。トレンドマイクロでは、この2021年9月30日頃から、通信事業者を装ったSMSから誘導される偽サイトにより、AndroidおよびiPhoneの双方を標的として最終的にマルウェア感染させられる事例を確認しました。このマルウェアに感染した場合、大手通信事業者サイトの認証情報を窃取される危険性があります。 これまでに確認されてきた偽装SMSを発端にマルウェア感染を目的とする攻撃ではAndroid端末が対象となっていましたが、iPhoneについてもその対象とする攻撃は初めてと言えます。同様の攻撃に関しては一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)からも注意喚起が公開されており、注意が必要です。

図 1: 今回確認された不審SMSの例(実物を元に再構成)

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Tags: モバイルマルウェアTianySpy

テイクダウンされた「EMOTET」が活動再開

  • 投稿日:2021年11月18日
  • 脅威カテゴリ:不正プログラム, メール, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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今年1月末、過去最悪のマルウェアとも称されたEMOTETのテイクダウンをEUROPOLが報告しました。当ブログでも2月1日の記事でお伝えしておりましたが、それから10か月に満たない2021年11月15日以降、各地のリサーチャからEMOTETの活動再開の報告があがりはじめました。トレンドマイクロでも、EMOTETを拡散させるマルウェアスパム、新たなEMOTET本体とそのドロッパーの検体、および遠隔操作サーバ(C&Cサーバ)などの活動再開を確認しています。

図:「活動再開後」に確認したEMOTET本体をダウンロードする不正マクロを含んだWord文書ファイルの例

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Tags: 不正マクロEMOTET

実例で見るネットの危険:コロナワクチン情報の偽サイトを確認

  • 投稿日:2021年8月30日
  • 脅威カテゴリ:フィッシング, サイバー犯罪, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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サイバー犯罪者は常に多数の注目が集まる話題を狙っています。コロナ禍によりワクチン接種の情報に多数の関心が集まっている中、厚生労働省のコロナワクチン情報サイトを偽装するフィッシング詐欺サイトを確認しました。本ブログ記事ではこの偽サイトについて報告します。偽サイトのデザインは厚生労働省の正規コロナワクチン情報サイトである「コロナワクチンナビ」の「ワクチンを受けるには」ページ(https://v-sys.mhlw.go.jp/flow/)をコピーしたものと考えられます。また偽サイトへの誘導経路としては自衛隊の大規模接種センターを騙るフィッシングメールが確認されており、防衛省からも注意喚起がなされています。

図:コロナワクチン情報の偽サイトの表示例

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Tags: 偽サイトコロナワクチン情報の偽サイト

「【至急】東京オリンピック開催に伴うサイバー攻撃等発生に関する被害報告について.exe」を解析

  • 投稿日:2021年7月22日
  • 脅威カテゴリ:不正プログラム, サイバー攻撃, 速報, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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7月21日、東京オリンピック関連と目されるファイル名「【至急】東京オリンピック開催に伴うサイバー攻撃等発生に関する被害報告について.exe」が付けられたマルウェアについての情報が流れました。一部では注意喚起なども行われておりトレンドマイクロにも問い合わせが入っておりますので、現時点までに確認できた内容を本ブログ記事でお知らせします。本件について確認できた検体は2種あり、トレンドマイクロでは「VIGILANTCLEANER」および「VIGILANTCHECKER」の検出名で対応しています。つけられたファイル名やPDFファイルのアイコン偽装を行っている点から考えると、東京オリンピック開会直前のタイミングで関連組織を狙った標的型メール攻撃などの目的で作成された様子がうかがえますが、現在のところ問題のファイルの拡散経路などの詳細は確認できておらず一般に拡散している形跡もないことから、訓練用サンプルや単なるいたずら目的等の可能性もあるものと言えます。

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Tags: VIGILANTCLEANER東京オリンピック

東京オリンピック開会直前、偽のTV放送予定ページからブラウザ通知スパムへ誘導する攻撃を確認

  • 投稿日:2021年7月19日
  • 脅威カテゴリ:不正プログラム, 速報, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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※7月26日更新 (当初公開日7月19日)

7日26日の時点でも、引き続き同種の不審スポーツ中継サイトへ誘導する偽装ページがWeb検索で確認されています。偽装ページは正規サイトの改ざんもしくは乗っ取りによる投稿の手口は変わっていませんが、誘導先はブラウザ通知スパムに加え、不審サイト上で動画視聴のためと称してメールアドレスなどの個人情報を登録させる手口も確認しました。今後も同様の不審サイトへの誘導手口が継続するものと考えられます。騙されないためにもこのような手口に対する注意が必要です。

図:7月26日時点で確認した不審スポーツ中継サイトへの誘導を行うWebページの例
本文はニュース記事などをコピーしたものと推測される

図:誘導先の不審スポーツ中継サイトの例

図:別の不審スポーツ中継サイトの例
視聴のために会員登録を促す 

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Tags: ブラウザ通知スパムオリンピック便乗脅威東京オリンピック

ランサムウェア「Cring」の被害が国内で拡大、VPN脆弱性を狙い侵入

  • 投稿日:2021年5月20日
  • 脅威カテゴリ:対策技術, サイバー攻撃, 脆弱性, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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トレンドマイクロでは、2021年に入り新たに登場したランサムウェア「Cring(クリング)」の被害が国内で拡大していることを確認しました。トレンドマイクロが2021年1~4月の間にインシデント対応を支援したランサムウェア被害事例のうち、およそ7割が「Cring」によるものでした。

 図:ランサムウェア「Cring」の身代金要求文(ランサムノート)の例

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Tags: ランサムウェアクリングCringVPN

「EMOTET」に続き「IcedID」の攻撃が本格化の兆し、パスワード付き圧縮ファイルに注意

  • 投稿日:2020年11月9日
  • 脅威カテゴリ:不正プログラム, サイバー攻撃, 速報, 日本発
  • 執筆:セキュリティエバンジェリスト 岡本 勝之
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マルウェア「IcedID(アイスドアイディー)」を拡散させる日本語マルウェアスパムが10月末から確認されています。トレンドマイクロが日本時間10月28日時点で確認したIcedIDを拡散させるマルウェアスパムは、件名が「Re:」と返信型になっており、パスワード付き圧縮ファイルが添付されているものでした。その後、11月に入っても、国内でパスワード付き圧縮ファイルを添付したマルウェアスパムの拡散を確認しています。トレンドマイクロ製品における日本国内でのIcedIDの検出台数は、拡散開始の10月27日から11月6日までの10日間で70件強ですが、サポートセンターでは既に数件の感染報告を受けています。JPCERT/CC分析センターのTwitterでも11月6日付で注意喚起が出されており、広範囲に拡散が見られているものと言えます。
セキュリティ製品によってはパスワード付き圧縮ファイルの解凍に対応していないため、検出が回避されて受信者の元にメールが届く可能性があります。パスワード付き圧縮ファイルが添付されているメールは、差出人が自身の関係者であったとしても、安易に開かないようにしてください。マルウェアスパムの特徴は昨年から被害が継続している「EMOTET」を想起させますが、異なるマルウェアであることに注意してください。

図:10月28日に確認されたIcedIDを拡散するマルウェアスパムの例
件名には「Re:」という文字列があり以前のメールへの返信のように
見えるが、以前のメールの内容は含まれていない (さらに…)

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