今日はトレンドマイクロのアンチスパムへの取り組みについてご紹介しましょう。トレンドマイクロのWebでは新サービスとしてスパムメールの発信国トップ10リストの公開を開始しました:
http://www.trendmicro.com/spam-map/
このリストはリアルタイムに集計、表示しています。これを書いている時点ではアメリカ、中国、韓国、ポーランド、ドイツがトップ5となっていますね。
このリストの元となっているのはEmailレピュテーションで収集したデータです。確認されているスパム送信源からの接続リクエストやボットネットワークの活動によるトラフィックなどのデータを収集しています。これらのデータはスパムフィルタリングにフィードバックされ活用されます。トレンドマイクロのアンチスパム機能の精度はこのシステムにより大幅に向上し、米国のITコンサルティング会社「Opus One」の調査でも高評価を得ています。
トレンドマイクロではアンチスパム機能を単純にスパムに対してのみのソリューションとは考えていません。攻撃方法の複雑化によりウイルスへの対策は単純にウイルス検出だけではない、トータルなソリューションが必要になってきています。つまり「アンチウイルス」の観点からも、アンチスパムをはじめ、URLフィルタリング、ファイヤウォール、といったウイルス検出率以外の方法論との統合が重要とトレンドマイクロでは考えています。