2013年8月13日から17日まで、4泊5日で開催される情報セキュリティ人材発掘・育成プロジェクト「セキュリティ・キャンプ中央大会2013」への参加申し込みが、6月10日17時で締め切られます。
■セキュリティ・キャンプとは?
昨今、さまざまなサイバー攻撃がインターネット上では行われており、我々の日常生活や企業活動を脅かしています。
このようなサイバー攻撃に対抗できる情報セキュリティ人材の発掘と育成を目的とした「セキュリティ・キャンプ」は、2004年度から経済産業省を中心に毎年開催され、今年度で記念すべき 10回目を迎えます。
セキュリティ・キャンプは、昨年度より官民連携という形で、経済産業省、情報処理推進機構(IPA)、そしてセキュリティ・キャンプ実施協議会と会員企業が母体となって行われています。このプロジェクトは、IT ならびに ITセキュリティに関心を持つ 22歳以下の生徒や学生を対象に合宿形式で行われており、参加者はもちろん企業や日本の今後にとっても価値のある人材発掘・育成の取り組みです。
■セキュリティ・キャンプに参加するメリットとは?
過去参加者には、既にITセキュリティの分野で活躍している方々もいます。そんなセキュリティ・キャンプには、セキュリティ・キャンプならではの特徴や参加するメリットがあります。
- ・ 参加者の大きなメリットの一つは、社会的、業界的にも認知された企業や組織に在籍し、業界の第一線で活躍する経験豊富な講師陣から熱意ある指導を直接受けることができるという、通常ではありえない極めて貴重な機会です。
- ・ 政府、著名企業・団体が行っているプロジェクトのため、このような機会に関心を持つお子様を持つ父兄の方々も安心して参加させることができます。
- ・ 「Webセキュリティ」、「ネットワークセキュリティ」、「ソフトウェアセキュリティ」、「セキュアなシステムをつくろう」という 4つのクラスに分かれて講義や演習を行うため、参加者自身が関心のあるクラス、学びたいクラスでレベルアップを図ることができます。
- ・ 各クラスには、セキュリティ・キャンプの過去参加者がチューター役という形で参加者をサポートするため、講義や演習についていけずにドロップアウトするということがありません。
- ・ 技術的な講義や演習に加え、自ら考え自ら解決策を見出す機会や、倫理的観点でITセキュリティを学習し議論を交わす機会もあるため、IT人材、ITセキュリティ人材としてどう考えるべきか、どう行動するべきかなどを習得することができます。
- ・ ITセキュリティに関心を持つ生徒や学生は、恐らく少数派と思われますが、この ITセキュリティという共通の話題に関心を持ち、キャンプ終了後もともに切磋琢磨できる同世代の友人や講師陣といったネットワークができるため、今後のスキルアップや知識向上に役立ちます。
標的型サイバー攻撃が、日本国内の企業や組織を震撼させてはや 2年近くが経とうとしています。それ以降も、遠隔操作ウイルスやオンライン銀行詐欺ツール、個人情報漏えいや Webサイト改ざんと、国内の企業や組織、そして個人のインターネット利用者を脅かすサイバー攻撃は後を絶ちません。
IT がこれだけビジネスや社会に浸透し、我々の生活や企業活動に欠かせないものになっている以上、それを脅かすサイバー攻撃も継続して行われることは必至です。
サイバー攻撃は、現実のものです。専門性ある人材をいかにして発掘、育成、増加させ、活躍できる機会を創出していくかが、今後の日本の ITセキュリティの鍵となります。
セキュリティ・キャンプ中央大会2013 の申し込みは、セキュリティ・キャンプ中央大会2013 ウェブサイトで 2013年6月10日17時まで受け付けています。あと数日ですが、まだ間に合います。参加希望者は、応募用紙にある設問に自らの考えでトライし、自らの答えを出し、是非とも応募してください。