ウイルス作者はユーザを騙す手口を手を変え品を変えて考え出すものです。その例として、4月27日に確認された「TSPY_BANKER.IFC」は Windows XP のセキュリティセンターの表示を偽装します。
インターネット上では一般サイトのWebページ、ローカルではWindows OS のメッセージ、この2つが偽装されるとユーザがだまされる確率は高くなります。普通、Windows のメッセージでクレジットカードの情報を入力させるのはおかしいと気づかれるのでは? と思いますが、「TSPY_BANKER.IFC」の場合にはそこを情報流出を防ぐセキュリティ機能のため、としたところがミソと言えます。