追加されているメソッドには全て分かりやすい名前が付けられているので、その名前を見るだけでも大体の機能が想像できます。もちろん、IDA Pro などを使って実際のコードを見てみれば、そこで使われている API など実際の動きをより詳しく調べることができます。調べた結果、ファイルやレジストリ操作関連、プロセスやスレッド関連、ソケットを使った通信関連などの基本的な Windows API をスクリプトから呼び出せるようにしていることがわかりました。また、Internet Explorer(IE)の操作やメール送信、FTP関連のものもありました(図6参照)。
さて、「BKDR_GOOTKIT.A」を解析してわかったことを見てきましたが、このような詳細な解析によって判明した知見は何の役に立つのでしょうか? 様々な答えが考えられるでしょうが、まずは何が起きているかを明らかにし白日の下にさらすこと、そして対策を生み出し、最終的にはマルウェアの被害を無くすことでしょう。何が起きているかを明らかにするには単体のファイルの動作を詳細に解析するだけでは十分ではありません。一連の攻撃で用いられる他のコンポーネントとのつながりを明らかにし、随時変化する接続先ホストからの受信内容を監視し、そしてその背後に控える攻撃者の動向を捉える必要があります。明らかにした「個」の動作と「個々のつながり」から見えた「全体」に対して「時間」という要素を加え「変化」として捉えていきます。マルウェア解析は続いていくのです。それでは、また見えたことをお伝えできるときまで。See you soon!
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木曜日, 9月 9th, 2010
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不正プログラム, ボットウイルス, コラム, Webからの脅威, 攻撃手法 .
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