ルートキットという言葉を聞いたことはありますか。
最近は、知っていると答える方も多くなってきたと思います。これまで専門家のみで取り扱われてきたルートキットという概念を広く一般へ伝えるきっかけとなったのが
2005年 に報告された「RTKT_XCP.A」です。
本来「RTKT_XCP.A」は、米国 SONY BMG社がWindows上でのCDの不正コピー防止を行う目的で作成したプログラム(コピーコントロール)で、音楽用CDに含まれるものでした。不正な目的で作成されたプログラムではなかったのですが、ウイルス(例:BKDR_BREPLIBOT.C、BKDR_BREPLIBOT.D)が自身の存在を隠蔽するために「RTKT_XCP.A」を悪用するケースが確認され、その検出に対応したのが2005年のことです。
2007年、この脅威の波が再び訪れています。 (さらに…)
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