トレンドマイクロは、2013年9月初旬、新しいバックドア型不正プログラム「BLYPT」を確認、この検証結果を今回ご報告します。このファミリは、暗号化とともに、データベースシステムで使用されるデータ型の 1つである「バイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)」を利用していることからこの名が付けられました。なお、このBLOB情報はレジストリ内に保存されています。現時点での検証では、このバックドア型不正プログラムは、Java の脆弱性を突くエクスプロイトコードを介してインストールされ、このエクスプロイトコードを拡散するために利用される「ドライブバイダウンロード」攻撃あるいは改ざんされた Webサイトのどちらかを経由して感染PC上に侵入することが判明しています。また、今回のバックドア型不正プログラムの検証の結果、攻撃に関連するサーバは、ルーマニアおよびトルコを中心に拠点を置いていることが明らかになりました。
2013年9月20日時点において、主に米国のユーザが今回の脅威の影響を受けており、また、産業別では、一般ユーザがもっとも影響を受けていることが判明しています。
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