2017年7月2日、モバイル向けランサムウェア「SLocker(エスロッカー)」の新しい亜種(「ANDROIDOS_SLOCKER.OPST」として検出)が確認されました。この亜種は、5月中旬に世界的に拡散した暗号化型ランサムウェア「WannaCry」の GUI をコピーしていました。SLockerファミリは、最も古くから拡散している端末ロック型および暗号化型ランサムウェアの一種で、ユーザに身代金を支払わせるために法執行機関を偽装する「ポリスランサム」の手口を利用します。ここ数年間あまり活動は確認されていませんでしたが、2017年5月に突然復活しました。この亜種は Android端末を狙う暗号化型ランサムウェアであること、そして先日の WannaCry の成功に便乗しようと企む最初のモバイル端末向けランサムウェアであることが特徴です。
続きを読む