「ONLINEG」は、オンラインゲームの個人情報を収集する不正プログラムとして一般的に知られていますが、今回、バックドア機能を備えた亜種が確認されました。「TrendLabs(トレンドラボ)」では、2013年7月下旬、オンラインゲームを狙う不正プログラムの亜種である「TSPY_ONLINEG.OMU」を確認。この亜種は、一般的な情報収集の動作に加え感染コンピュータにバックドア型不正プログラムのダウンロードも行うことで、感染コンピュータを危険な状態にさらし、さらなる攻撃を仕掛けます。
続きを読むモバイルの脅威の大半が不正なアプリや危険性の高いアプリによって引き起こされますが、モバイル端末はその他の脅威にも悩まされています。「Samsung Galaxy」の端末で発見された不具合や、脆弱性を利用しユーザ端末のルート権限を取得しようとする不正アプリ「OBAD」の例が挙げられますが、残念ながら、これらだけがモバイルユーザが慎重になるべき脆弱性ではありません。
続きを読む「Google Code」とは、開発者がオープンソースのコードやプログラマ向けの各種API、関連ファイル等をホストする Google公式のオープンソースプロジェクト用ホスティングサイトです。トレンドマイクロでは、ブラジル国内のソーシングシステムを用いて、Java で記述された不正プログラムを確認。この不正なJava は、最近作成された ”flashplayerwindows” というプロジェクトから、主に金融機関を狙う情報収集型不正プログラム「BANKER」をダウンロードします。言うまでもなく、このプロジェクトは偽物で Adobe と一切関係ありません。
続きを読む2013年7月27日から 6日間、米国ラスベガスでセキュリティカンファレンス「Blackhat」が開催されました。同カンファレンスにおいて、「browser-based botnets(ブラウザ型ボットネット)」についてのリサーチが発表されましたが、これは、トレンドマイクロが 2011年11月末に公開した「HTML5」の悪用に関するリサーチペーパでも言及しています。このブラウザ型ボットネットでもっとも重要な点は、ただのオンライン広告が「分散型サービス拒否(DDoS)攻撃」といった厄介な脅威に誘導してしまうことです。
続きを読むトレンドマイクロは、この数カ月間、スパムボット「Stealrat」を積極的に監視しています。このスパムボットは、2010年ごろから確認されているようですが、2012年末頃からアダルト関連や偽医薬品関連のスパムメールを頻繁に送信することが確認されています。そして、スパムメール送信のため主に、改ざんされたWebサイトおよびそのシステムを利用しています。このスパムボットの運用状況を監視する過程で、弊社は、約19万5千もの改ざんされたドメインおよび IPアドレスを特定しました(期間:2013年4月~7月末)。これら改ざんサイトの共通点として、このスパムボットを操作するサイバー犯罪者は、脆弱性を抱える「コンテンツ管理システム(CMS)」を使用する Webサイトを悪用しており、確認した CMS として、「WordPress」や「Joomla」、「Drupal」が挙げられます。
続きを読むトレンドマイクロは、2013年7月11日、「マスターキー」となる Android 端末上に存在する脆弱性について報告しました。この脆弱性は、サイバー犯罪者がユーザの Android端末に既にインストールされた正規のアプリを更新し、不正なコードを追加することを可能にします。弊社では、その後も継続してこの脆弱性を利用する脅威を注意深く監視していました。そして今回、韓国の銀行「NH Bank」のオンラインバンキングアプリのユーザを標的とした脅威を確認しました。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」は、2013年5月中旬、写真共有アプリ “Instagram” のフォロワー獲得を持ち掛ける詐欺行為に関して報告をしましたが、引き続きの調査で、他のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に対する類似のサービスも確認しました。
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