「TrendLabs(トレンドラボ)」は、2011年8月18日、「DroidDreamLight」と呼ばれる不正プログラムの新しい亜種を公式 Androidマーケットで確認しました。「DroidDreamLight」は、Android OSを搭載したモバイル端末(以下、Android端末)用の正規アプリケーションを「トロイの木馬」化する不正プログラムの通称で、同年5月下旬、この「DroidDreamLight」によりトロイの木馬化されたアプリが公式 Androidマーケットに流通していることで話題になりました。今回確認された「DroidDreamLight」の亜種は既に Androidマーケットから削除されていますが、削除までに50~100回ダウンロードされていたことを確認しています。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」は2011年8月3日、Android OS搭載のモバイル端末(以下、Android端末)でユーザの通話を記録する不正プログラムを確認し、「Malware Blog(英語情報)」上で報告しました。トレンドラボでは、この不正プログラムを「ANDROIDOS_NICKISPY.A」または「ANDROIDOS_NICKISPY.B」として検出し、中国に拠点を置くアプリケーション配布サイトで確認しました。
そしてトレンドラボは、その約1週間後の8月12日、「ANDROIDOS_NICKISPY.A」に関連する他のスパイツールを確認(「ANDROIDOS_NICKISPY.C」として検出)。このAndroid端末を狙う不正プログラムは、招待制にもかかわらずユーザ数の急増で話題を呼んでいるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Google+」を装うことが確認されました。
続きを読む「独立行政法人情報処理推進機構(IPA)」は、2011年8月3日、「国内のインターネットバンキングで不正アクセスが相次いでいる」として不正プログラムや迷惑メールに対する注意喚起を行いました。本記事では2000年代中盤から主にインターネットバンキングを標的とした攻撃を行い、海外で多くの被害を生み出している通称「Zeus」や「SpyEye」に関連するトピックを中心にインターネットバンキングを標的とした攻撃を解説します。 |
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2011年7月末、韓国「SK Communications」のユーザ約3500万人の個人情報が漏えいした事例について多数の報道がなされました。SK Communicationsは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やモバイル通信サービス、インスタント・メッセージ・サービスなどを提供する韓国最大のオンライン・サービス・プロバイダです。今回の情報漏えいでは、同社が運営するポータルサイト「Nate」とSNS「CyWorld」のユーザが影響を受けているようです。
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