2015年7月、イタリア企業「Hacking Team」から漏えいした情報からエクスプロイトコードが複数確認されました。その後、トレンドマイクロは、このエクスプロイトコードがさまざまなエクスプロイトキットに利用されていることに言及しています。しかし、弊社のクラウド型セキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network」のフィードバックによると、このエクスプロイトコードは韓国と日本に限定した攻撃で利用されていました。最も重要な点は、この攻撃が「Hacking Team」の漏えい事件前に実行されていたことです。弊社は、この攻撃を 2015年7月1日に初めて確認しました。
続きを読むトレンドマイクロは、2015年1月20日以降、弊社のクラウド型セキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」からのフィードバックを通じて、「Angler exploit kit(Angler EK)」に利用される不正な Flashファイル(拡張子SWF)の検体を入手しました。これらの検体は米国のユーザから入手したものです。弊社では、この検体の 1つは、セキュリティリサーチャーの Kafeine氏が報告した Flash Player に対するエクスプロイトと同一のものであると考えています。しかし、感染経路は Kafeine氏が報告したものと異なっていました。
続きを読む2014年 10月 14日(現地時間)、3つのゼロデイ脆弱性「CVE-2014-4114」、「CVE-2014-4148」、「CVE-2014-4113」が報告され、Microsoft は 10月の月例セキュリティ情報でこれらのゼロデイ脆弱性に対応する更新プログラムを公開しました。「Sandworm」としても知られる脆弱性「CVE-2014-4114」は、利用されると、攻撃者は容易に不正プログラムを作成することができます。
続きを読むMicrosoft の月例セキュリティ情報公開前に、Windows のゼロデイ脆弱性「CVE-2014-4114」が、米国 の ITセキュリティ企業「iSIGHT Partners」によって報告されました。この脆弱性は、Windows Vista のデスクトップおよびサーバ版、また Windows Server 2008 から最新バージョンまでのすべての Windows OS に影響を与えます。また、この脆弱性は、「Sandworm Team」と呼ばれるロシアのサイバー攻撃集団によって諜報目的で行なわれた「北大西洋条約機構(NATO)」に関連したサイバー攻撃に関係していると考えられています。
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