2014年11月下旬、「Regin」として知られる巧妙な不正プログラムを利用した標的型攻撃が各国で確認されたという報告がありました。「Regin」は非常に高度な不正プログラムであり、侵害したネットワーク内に長期間潜伏し、監視を行うよう設計されています。
続きを読む2014年11月5日(米国時間)、OS X搭載の PC および iOS端末の両方に影響を与える不正プログラム「WireLurker」が確認されたことが報告されました。この新たな不正プログラムは、Mac OS X上で活動すると同時に、感染PC に USB接続された iPhone、iPad などの iOS端末へも感染を広げます。特に、「JailBreak(脱獄)」していない安全であるはずの iOS端末へも感染を広められることが大きく注目されています。 各メディア機関も相次いでこの新しい不正プログラムについて報道していますが、その危険性が必要以上に誇張されているケースもあるようです。 本プログでは、この「WireLurker」という新しい脅威について理解すべき点、および、この脅威への対策を解説します。
続きを読むトレンドマイクロでは、Linux などで使用されるオープンソースプログラム「Bourne Again shell(bash)」に存在する脆弱性「Shellshock」を利用して Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)サーバを狙う新たな攻撃を確認しました。エクスプロイトコードを侵入させるために攻撃者は Eメールを利用しました。脆弱性を抱える SMTPサーバ上でこのエクスプロイトコードが実行されると、「JST Perl IrcBot」として知られる Internet Relay Chat (IRC)ボットがダウンロードされ、実行されます。実行後に、この IRC ボットは自身を削除しますが、これは監視から逃れ検出を回避するためと考えられます。
続きを読むマイクロソフトは、2014年10月14日(現地時間)、サポート ライフサイクル中の Windows OS および Windows Server 2008・2012 に影響を与えるゼロデイ脆弱性の確認について公開しました。
影響を受けるバージョンは、以下のとおりとなります。
- Windows Vista x64 Service Pack 2
- Windows Vista Service Pack 2
- Windows Server 2008 R2 x6 Service pack 1
- Windows Server 2008 Services Pack 2
- Windows Sever 2008 x64 Service Pack 2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows 7 Service pack 1
- Windows 7 x64 Service Pack 1
- Windows 8 x64
- Windows 8
- Windows 8.1 x64
- Windows 8.1
- Windows RT
- Windows RT 8.1
Linux などで使用されるオープンソースプログラム「Bourne Again shell(bash)」に存在する脆弱性「Shellshock」が確認されてから、トレンドマイクロでは、この脆弱性を利用した攻撃を把握するために、脅威状況を監視し続けています。10月2日の本ブログ記事では、主に日本を狙ったと推測される攻撃が NAS のような組み込み機器にも着弾していることを報告しましたが、今回、同攻撃について攻撃内容の詳細解析を行いました。
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