匿名通信システム「The Onion Router(Tor)」は、2013年後半、さまざまな理由で話題になりました。おそらく最も不名誉な話題は、現在は閉鎖されている「Silk Road」で利用されたことでしょう。トレンドマイクロでは、「Deep Web(ディープWeb)」について、リサーチペーパー「Deep Webとサイバー犯罪」で詳しく調査しました。また、「脅威予測-2014年とその後」では、多くのサイバー犯罪者が Tor を利用することで、「Deep Web」がさらに活発になると予測しています。
続きを読むトレンドマイクロは、10月半ばより、蔓延する「CryptoLocker」の数の増加を確認していました。この最新版「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」は、さらに多くのユーザを攻撃し続けています。2013年 9月と比較すると、10月に確認されたケース数はその約3倍でした。
続きを読む「オンライン銀行詐欺ツール」として悪名高い不正プログラム「ZBOT」が、急激かつ活発に活動しています。現在活動しているのは、これまでのものとは異なる亜種であることも確認されています。トレンドマイクロは、「2013年の脅威は何か? トレンドマイクロのセキュリティ予測」のなかで、サイバー犯罪は、従来の脅威が特定の改良や新機能が加えられて再登場してくると予測しました。そして、今年の第1四半期において、「CARBERP」やボットネット「Andromeda」といった脅威に見られるように、この予測が証明されることとなりました。
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