トレンドマイクロは、2013年11月27日に公開されたゼロデイ脆弱性「マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ(2914486)」(「CVE-2013-5065」)を利用する攻撃コード(エクスプロイト)の検体を確認しました。Microsoft によると、この脆弱性は、WindowsXP および Windows Server 2003 に影響します。そして、この脆弱性は一般に「特権昇格」と呼ばれる脆弱性であり、この脆弱性の利用によって攻撃者は感染PC内でのデータの削除や表示、プログラムのインストール、また管理者権限を持つアカウントを作成することが可能となります。
続きを読む2013年もあと残り 3カ月となりましたが、弊社が「2013年の脅威は何か? トレンドマイクロのセキュリティ予測」のなかでモバイル端末関連の脅威について言及したとおり、「不正な Android端末向けアプリや危険性の高いアプリの数が 100万に到達」が現実のものとなりました。
続きを読む2013年8月下旬、Java 6 に存在する未修正の脆弱性が確認されたことが報告され、この脆弱性を利用する攻撃も確認されているようです。ただちに最新版に更新できない場合もありますが、最新版に更新することが言うまでもなくこの脅威対する対応策となります。
続きを読む税金還付を装ったスパムメールは、脅威の全体像においては既に常とう化された手段であり、特に米国内で頻繁に確認されています。しかし、2013年7月下旬に確認された英国の納税者を対象としたスパムメールは、この脅威は地域が限定されたものではないということを物語っています。これらのスパムメールは、税金の還付期限に便乗して送られており、「TSPY_FAREIT」と検出されるファイルが添付されていました。この不正プログラムのファミリは、オンラインバンキングの Webサイトに関連する情報を収集することで悪名高い情報収集型不正プログラム「ZBOT」の亜種をダウンロードします。
続きを読むモバイルの脅威の大半が不正なアプリや危険性の高いアプリによって引き起こされますが、モバイル端末はその他の脅威にも悩まされています。「Samsung Galaxy」の端末で発見された不具合や、脆弱性を利用しユーザ端末のルート権限を取得しようとする不正アプリ「OBAD」の例が挙げられますが、残念ながら、これらだけがモバイルユーザが慎重になるべき脆弱性ではありません。
続きを読むトレンドマイクロは、2013年1月15日のブログ記事において、Webアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」に存在する深刻な脆弱性「CVE-2013-0156」について取り上げました。同記事では、問題の脆弱性を利用した攻撃は確認されていない(当時)こと、しかしこのエクスプロイトコードがフレームワーク「Metasploit」の一部として公開されていることから、今後この脆弱性を利用する攻撃の危険性が高くなるということを指摘しました。つまりこの深刻な脆弱性が利用されることは時間の問題でした。そのためトレンドマイクロは、サーバ管理者に対し、使用している Ruby on Rails に最新の修正プログラムを適用することを強く推奨しました。
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