企業にとって IT を活用した情報システムはすでに必要不可欠であり、インターネットはビジネスインフラとして揺るぎないものとなっています。情報システムの普及とともにセキュリティ対策としてまず着目されたのはコンピュータウイルスを中心とした不正プログラムへの対策であり、企業内で使用されるクライアントPC やサーバの多くにはウイルス対策製品を導入することはもはや必須となっています。また、従来は感染そのものを目的としていたサイバー犯罪者は、攻撃を通じて情報や金銭を入手することにその目的を変化させ、その変化の過程で単純な不正プログラム(ウイルス)だけでなく、脆弱性の悪用やソーシャルエンジニアリングなどの複数の攻撃手法を組み合わせて巧妙な攻撃を仕掛けています。
■事例1)企業システム/ネットワークへの不正侵入
攻撃として非常に高度かつ危険度が高く、大きな被害を引き起こしている攻撃が外部から社内システムへの不正侵入です。事例3)で紹介する Webサイト改ざんもこの「不正侵入」の一種と言えますが、攻撃の影響範囲が Webサイトにとどまらず、非常に大きくなる点が特徴です。社員から不正にリモートアクセス用の ID やパスワードを入手しアクセスを行ったり、企業の退職者が在職中に使用していたアカウントを使用してアクセスするという、どちらかというと情報管理の甘さやソーシャルエンジニアリングへの対処が問題になるケースのほか、システム内に存在する未修正の脆弱性を悪用して侵入するケースが考えられます。
2009年12月に米国の大企業を標的に行われた「HYDRAQ」ファミリによるゼロデイ攻撃(通称「オーロラ攻撃:Operation Aurora」)では、Microsoft製品の脆弱性を悪用した攻撃により、中国の人権活動家の Gmailアカウントへ不正アクセスがあった事実を Google が明らかにしています。
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木曜日, 5月 26th, 2011
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不正プログラム, セキュリティホール, Webからの脅威, 改ざん, 攻撃手法 .
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