ビジネスの成功のためには、良い顧客サービスが不可欠です。暗号化型ランサムウェアの作成者が、ユーザの身代金支払いプロセスの簡易化を考えていたとしても、意外ではないでしょう。今回確認された「JIGSAW」の亜種には、新しい手法が取り入れられていました。身代金を手に入れるために「Dark Web(ダークWeb)」の支払いサイトを利用するのではなく、ライブチャットサポートを利用してユーザと会話します。
この新しい亜種(「Ransom_JIGSAW.H」として検出)には、以前確認されている「JIGSAW」と類似した特徴が見られます。
図1:「JIGSAW」の脅迫メッセージ