台湾およびフィリピンの主要な政府機関および企業が、アジア太平洋地域で進行中の攻撃キャンペーンの最新の標的となりました。標的とされた国の地域にちなみトレンドマイクロが「Tropic Trooper作戦」と名付けたこの攻撃キャンペーンの背後にいる攻撃グループは、台湾政府の複数の省庁や、重工業、フィリピンの軍事関連機関から機密情報を窃取をすることを目的としていました。
続きを読むトレンドマイクロでは、「脅威予測-2014年とその後」において、サイバー犯罪者が今まで以上に標的型攻撃の手法を利用することを挙げています。彼らが利用する手法とは、スピアフィッシング攻撃やこれまでの標的型攻撃で成功した既知の脆弱性などです。
続きを読む「TrendLabs(トレンドラボ)」では、特定の メールの添付ファイルとしてコンピュータに侵入する不正な Microsoft PowerPoint のファイル(拡張子PPT)を確認。このファイルには、特定のバージョンの Adobe Flash Player で確認されているソフトウェアの脆弱性「CVE-2011-0611」を利用する Flash ファイルが組み込まれています。これにより、バックドア型不正プログラムがユーザのコンピュータ内に作成されます。 |
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「持続的標的型攻撃(Advanced persistent threats、APT)」で利用される一連の標的型攻撃では、ソーシャルエンジニアリングの手口を駆使しながら、「脆弱性を含んだ文書ファイル等のソフトウェア」が一般的によく利用されます。こういったソフトウェアは、添付ファイルとしても一般に多用されてあまり目立たないため、標的にしたコンピュータに攻撃者が不正プログラムを侵入させる際にも重宝しているようです。また、持続的標的型攻撃においては、これらのファイルがいわば「被害の発端」ともなる意味から、「どのようなソフトウェアの脆弱性が最もよく悪用されるか」という全体像を把握しておくことは、企業等の組織におけるセキュリティを維持するためにも有効であるといえます。
続きを読む間近に迫った「第30回夏季オリンピック(ロンドンオリンピック)」は、2012年、開催が最も待ち望まれているスポーツイベントといっても過言ではないでしょう。もちろん、サイバー犯罪者も同じです。こうした注目を集めるイベントに便乗するソーシャルエンジニアリングの手口は常とう手段と化しています。「TrendLabs(トレンドラボ)」では、2012年4月3日、同オリンピック観戦旅行パックが当選する抽選に参加できると装った事例を確認しましたが、4月20日再び確認。ただし、前回とは少し手口が異なっていました。従来のオリンピック関連の事例では、観戦チケットが得られるように偽装していますが、今回は、注意喚起を装ったスパムメールとして侵入します。
続きを読むトレンドマイクロは、Microsoft による「2012年4月のセキュリティ情報(月例)」の公開後数日も経たぬ間に、このセキュリティ情報に含まれた脆弱性を利用する不正なリッチテキストファイル(拡張子RTF)が世界各地で流布しているのを確認。この不正なRTFファイルは、セキュリティ情報「MS12-027」に含まれる脆弱性「CVE-2012-0158」を利用します。Microsoft の 4月のセキュリティ情報によると、Microsoft Office や Visual FoxPro、Commerce Server、BizTalk Server、さらに Microsoft SQL Server といった多数の同社製品が影響を受けます。
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